おがくず酵素浴さくら -オフィシャルサイト-

うんちく

おがくず風呂のうんちく

「ゆっくり、じんわり・・・」 <オガクズの熱伝導率は極めて低い>

普通の風呂なら火傷をしてしまう65度から70度にも及ぶ内部温度の中で、どうして平気でいられるのかといえば、水に比べてオガクズの素材となる木の熱伝導率が極めて低いからです。

おまけに木屑と木屑の間は隙間だらけで、熱伝導率の低い空気をたくさん内包しています。それにより体感温度は40度前後となり、普通の風呂に比べて、著しくゆっくりジワジワと温まる訳です。

又、内部温度が熱く、表面温度はぬるくなっていますから、穴の掘り方で好みの温度に調整も可能です。よって、温熱効果を鎮静的に働かす事が可能であり、血圧の高い方にも低い方にも最適な温浴法といえます。

「らくらく、たっぷり・・・」 <汗をオガクズが吸い取ってくれる>

普通の風呂のように水圧がかかった状態での発汗や、サウナなどのような乾燥状態での発汗と比べると、吸い取り紙のように汗を吸い取ってくれるこのオガクズ風呂の発汗は、体にとってとても楽な発汗作用といえます。

汗は、心臓が血液を送り出して新陳代謝を活発にしてから生成されるものですから、水圧のかかっている状態での発汗や、空気乾燥状態で全身から絞り出されてくる発汗などは、やはり心臓負担が決して少なくはありません。

そういう意味で、この温浴法は、心臓の悪い方にも、又、体の弱っている方にも勧められる極めて”穏やかな”温浴法といえます。

「らくらく、すうすう・・・」 <皮膚呼吸が楽にできる>

オガクズ風呂は首から下も空気を内包していますから、充分に全身で皮膚呼吸ができます。

又、汗が噴出してきても、すでに書いた汗の「吸い取り紙」現象のために、変わらずに皮膚呼吸が楽に可能となり、それだけ皮膚の新陳代謝が比較的スムーズに行われる事になる訳です。

その分、肺呼吸を助けている事にもなるので、入っていても呼吸がとても楽で圧迫感というものがありません。

又、イオンハウス内の空気は、程良い湿度(乾燥しすぎる事もなく、不快指数が高くなる事もない適度な湿り気)があって、なおかつ、下記で述べるイオンや芳香性物質などが拡散し充満していますから、肺及び皮膚にとっての良い条件がそろっています。

実際「喘息」や「気管支炎」など呼吸器の弱い方にも利用され、大変良い結果が報告されています。

「さわやか、すきっり・・・」<イオンとフィットンチッド(芳香性物質)を全身に浴びる>

イオンハウスのなかは、醗酵熱によってイオン化エネルギーが高まり、各成分中の原子が電子を失ったり受け取ったりして、”イオン”(=電価した原子)が生成されています。

醗酵基質及び形態からして、多くのマイナスイオンが生成されていると推測されるのですが、これがバックグラウンドとなっている土中のマイナスイオンと共に、「イオン」の「場」を形成しています。

故にイオンハウスと名付けられた訳なのですが、このマイナスイオンは、自律神経の副交感神経に働き、心身を深いリラクゼーションへと導きます。

よって血圧を下げて安定させたり、体の各機能のバランスを調整したりするのに大いに役に立つと考えられます。
 
イオンハウスのなかは、原料の木屑から発散してくる「芳香性物質」や、又、醗酵微生物によって生成される「芳香性物質」などが充満しています。

原料の木屑から発散してくる化学成分の総称は、よく森林浴などでは”フィットンチッド”と名付けられていますが、ほぼ同じものと考えてよいでしょう。

”フィットンチッド”とは、もともと”植物”(=フィットン)が、”他を殺す”(=チッド)ために作り出した成分の事で、殺菌・殺虫力のあるテルペン化合物が主体のものです。

それらは、細菌やカビを殺すとともに、人の皮膚や喉の粘膜を刺激し、中枢神経に作用し、人体に有益な働きをする事はすでに知られている事です。

又、醗酵微生物によって生成される「芳香性物質」などは、あまりなじみがないように思われがちですが、我々の生活の身近なところでは、パン・味噌などイースト菌や麹カビの出す香ばしい香りや、ヨーグルト・漬物など乳酸菌の出すさわやかな酸っぱい香りなど、結構見受けられるものです。

イオンハウスの醗酵微生物が出してくれる「芳香性物質」は、若干の調査結果しかありませんが、いわゆる「嫌な臭い」がせず、「ほのかな甘酸っぱい香り」が漂っているという事が、人体にプラスにこそなれ、マイナスにはならない事の重要な証明の一つなのです。

以上のように、イオンや各由来の「芳香性物質」などが、いわゆる”森林浴的な効果”を生み出す事はもちろんの事、様々な複合的温浴効果を生み出し、新陳代謝を最適な形で支援し、心身のバランスの調整に役立ちます。

呼吸器の弱い方、皮膚の弱い方はもちろんの事、自律神経失調や、心身疲労の方にもぜひ試していだきたい温浴法です。

「バイオでイキイキ&クリーン」 <醗酵微生物からの贈り物(生活代謝物質)>

温泉の熱いお湯の中にも、「好熱性細菌」と呼ばれる細菌類が生存している事はご存知と思いますが、イオンハウスのなかももちろん、「中度好熱菌による醗酵」が行われております。

しかし、どうしてタンパク質の大部分が熱変性(煮えたり、焼けたり)してしまう60~70度という温度で、ある細胞だけが生きていけるのでしょう?

それはこの好熱菌の生産するタンパク質のすべてが、熱安定的なものに変えられているからに他なりません。

そしてそれは、好熱菌の細胞構成のなかで分解と合成を担い、生命活動の実際の歯車となっている各”酵素”が、熱に対して極めて安定的なものにつくり変えられているからです。

各酵素は、細胞から取り出されても、熱安定を示すものが多く、イオンハウスのなかでも、これら酵素が大いに活躍していると考えられます。

この好熱醗酵微生物の出す「タンパク質分解酵素」、「脂肪分解酵素」などの秘密兵器があるからこそ、皮膚の新陳代謝は予想以上にスムーズに行われるのではないかと考えられます。

又、微生物が提供してくれるその他の代謝物であるところの「ビタミン」や「ミネラル」や「微量物質」なども、同時に経皮的に取り入れられるのではないかと推測されます。

醗酵微生物の働きはいまだ未知の部分が多くて良く解ってはおりませんが、経験的に言える事は、人体に対して大きなメリットがある事だけは確かであると思われます。

「身体の芯からパワー・・・」<生命エネルギーのシャワーを浴びる>

一切の熱源を使わず、醗酵熱だけで成り立っている温浴法ですから、ちょっと事情が違います。 

生命活動に伴うエネルギーについては、いまだ解明されてはいませんが、磁力線・光・遠赤外線など、複雑に種々様々なエネルギーの形態を含んでいる事はすでに解っています。

よってこのイオンハウスは、醗酵に伴う熱エネルギーの他に、生命活動によるところのこれらの種々様々な形態のエネルギーをおそらく放出していると考えられます。

化石燃料や電気による熱エネルギーなども、熱エネルギーを伝える素材によってはいろいろとエネルギー形態に変化を起こさせますが、生命活動ほど複雑で豊かではありません。

例えば、セラミックなどでは、波長の長い遠赤外線などを発生させますが、イオンハウスのなかは、木屑の他にもいろいろな素材があり、微生物自身も様々な素材でてきています。

また、微生物が発生する生命エネルギーで、あれだけのオガクズ量を高温にし、しかも長期に渡って維持しているのですから、すでに事情はまったく違い、言わば特殊なエネルギーの”場”というものを創り出している訳です。

もう少し言い方を変えてみましょう。微生物といえども我々人間と同じ生命構造上の仕組みを有しており、いわゆる人間でいうところの「生気」をもっています。

それが話題にのぼる事の多くなった「気」という人間の持っている総合的生命エネルギーと同じ性質のものか、もしくは、一脈通じるものであるという事ができると思われます。

イオンハウスに入ると、その「気」のシャワーの場のなかに身を投じる事になるのではないでしょうか……。

遠赤外線や磁力線やなどが放出されているとしたら、それこそ体の深部から温まってきます。そして、深部から発汗作用が促されてきますので、とても効率の良い全身温浴法といえます。

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